2011年1月8日土曜日

Jesse McReynoldsがGrateful Dead!?

昨晩のRocky Top、ご来場頂いた皆様ありがとうございました。客席も一体となって?楽しくやらせて貰いました。

さて、昨年最後の方に聴いたアルバムで非常に感銘したのを紹介します。

Jesse McReynolds / Songs Of The Grateful Dead


Jesse McReynoldsと云えば、ブルーグラッサーの間では泣く子も黙る‘クロスピッキング奏法’で知られたフラットマンドリンの名手であり、Jim&Jesseの美しいブラザーデュオで一時代を築いた1st GENの1人であります。御歳81歳!そんなJesse翁が放った新譜が、なんとGrateful Deadのカバー集ってんだから、くりびつてんぎょう!!

Grateful Deadと云えば、アメリカンロック史に燦然と輝くスーパーバンドながら、日本では一部のマニアにしか馴染みのない不思議なバンド。まぁ、あっちでもマニア向けの期間が長かったようだけど、ヒッピー、ドラッグ、デカいバイクetcのカウンターカルチャーとの結び付きが深かったことがマニア向けになってる要因の一つでしょう。後期では、かなり洗練された音を出すようになってきて、アルバム出せばミリオン連発!最近のジャムバンド系の元祖として今や伝説と化してるバンドです。

Deadは、リーダー・Jerry Garciaがバンジョー弾きでもあり、「Old & In The Way」というブルーグラスの超名盤を残したり、New Riders Of The Purple Sage(NRPS)というカントリーロックの兄弟バンドも産み出してたり、Dead自体のレパートリーにもルーツ系の曲がたくさんあったりもしてます。が、元々Deadと近しいフィールドで活躍してるアーティストがDeadの曲をカバーするのは普通にあっても、コンサバなブルーグラスの1stGENな人が関わるなんてことは、まったくイメージできませんでした。『今頃になってなんでJesseが?!』って疑問は拭えませんが、それは置いといて。

前置きが長くなりましたが、これが掛け値無しに素晴らしいデキなんです!!

1曲目のお馴染み「Black Muddy River」、マンドリンのイントロに続いてのボーカルのどちらも、81歳ってことを感じさせない芯の強さを感じさせてくれます。全体的にゆったり目の曲が中心ですが、それがある意味でのデッドらしさでもあって。ギターがエレキもアコギもすんごくJerry Garciaの匂いを感じさせてくれると思ったら、それもそのはず、NRPSのDavid NelsonとJerry Garcia BandのStu Allenでした。最近、富に芯の強いギターが好きで、Jerry Garcia、Buddy Miller、Jim Messinaのギターみたいなバンジョーが弾きたいと思ってますが(変?^^;)、Jerry Garcia臭のギタリストもイイですよねぇ!!

こういう予測もしなかったアルバムが出てくるから、音楽って楽しいですね(^-^)
今年はどんな音が聴けるのかなぁ?!



Old & In The Wayの面子で出てる3枚のうち、最初のリリースの超名盤は廃盤?のようでプレミア付きになってるようです。現在でも普通に買えるこれも、イイです!

2 件のコメント:

  1. mandomadnessの小林です。僕も予想に反してこのアルバムが良すぎるので、びっくりしています。Jesseの奥さんが、deadheadでJesseは、ツア-の車の中で、deadのlive tapeばかり聞かされていたとのこと。bylon houseとChris Thileのdead setはもっとすごいが、これは、deadのコピ-bandに、Chris Thileが入っているようなものでした。40年来のdeadheadの僕もこのアルバムに感激しています。Newgrass Revivalもdeadのcoverをしています。

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  2. 小林さん、コメントありがとうございます。
    ボクはDeadheadsと云えるほどではありませんが(^^;、Old & In The Wayとかからそっち方面を刷り込まれたのは、あの4年間でしたねぇ(^-^)

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