2010年7月30日金曜日

もうさ、XMDFでイイんじゃね?!

■XMDF形式
「 シャープが開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマット。大手出版社21社が参加する日本電子書籍出版社協会運営の「電子文庫パブリ」などで利用されている。専用リーダーソフトとして「ブンコビューア」でZaurus、PalmOS、PocketPC、HandheldPC、Windows向けが無料で公開されている。 」ってことですが、シャープの携帯電話とかにも搭載されて(他社ケータイは分からない)ます。

PalmデバイスでXMDF形式の書籍を読むには、一手間掛けなきゃいけないけど大したことじゃない。その手間以上に、以下の点でボクにとっては非常に快適な電子書籍読書環境が構築できてます。
●元のXMDFファイルはPC上に原本として保管できるので、デバイスをなくしても安心。
●普段使ってるデバイスが変更になっても無問題。(OSが異なるとちょっと加工は必要かも)
●SDカード等の外部ストレージを使えるので、整理が簡単。
●XMDF形式が、紙と同時にリリースするケースや、絶対数も急増している。

先日、シャープから「次世代XMDF」についての発表がありました。iBookみたいに「動画や音声」も埋め込めるってことがウリのようだけど、「ワンソース・マルチユース」もウリらしい。一つのコンテンツを複数のデバイスで読めるってこと。ま、以前から一手間かけさえすればそうだったような気もするけど。「最適化」ってのが自動的にされるんなら凄い。Palmのように、変換ソフトをかますってのは一般的にはハードルが高いからね。

一つのコンテンツを、サイズも解像度もバラバラの複数のデバイスで読めるようにする「ワンソース・マルチユース」ってのは、重要な要素だと思います。今のiPhoneやiPadは、その辺りが良く分からない。母艦のiTunesを起点にして、そういうことができるのか?でもiTMSで買うしかないんだからアッポー端末間でしかダメなのは明白だよね。京極なんちゃらがiPadを当て込んで出したなんちゃらって書籍みたいに、iPhone用とiPad用を別に買わなきゃいけないってのは話にならんでしょ。

XMDFはシャープに使用料を払わなきゃいけないそうで、そこら辺を嫌がる向きは世界的なオープン規格の「ePub」に期待なんでしょうね。でもePubも日本語化に関してはまだまだ障害もある様子

シャープには義理も特段の思い入れもないけど、日本での電子書籍コンテンツとしてはタイトル数も一番多い?筈だし、これを契機にXMDFでの新刊リリースが当たり前になってくれれば非常に嬉しい!(新規格が、Palm用ブンコビューアでも読める下位互換性が担保されてることが必須だけどね)

ここまで書いた翌日に、新型Kindleの発表が!
ハード的にはかなりイイんじゃない?ボクが以前から望んでる新書サイズに近付いてきたみたい。KindleでXMDFが読めるようにして、アマゾンで日本語書籍売ればイイのに。アマゾンもシャープも、ハード&ソフトを独り占めしようとせずに、大同連合すべきと思う。もうXMDFでイイよ!!

2010年7月29日木曜日

夏フェスシーズンスタート!(勿論ブルーグラスの)

一般的には、夏フェスといえばフジロックとかサマーソニックとでしょうが、ボクらにとっては数十年の歴史を誇るブルーグラスフェスです!一番古い宝塚ブルーグラスフェスは、今年で39回目。本場アメリカを含めても3番目に古いフェスだそうです、凄いよね!!

今年のフジロックはちょっと様変わりしつつあるようで、いつもお世話になってる中野督夫さんが小坂忠さん・鈴木茂さんと出るとか、女房のフラの大師匠・サンディさんも出るとか、今までは相手にされてなかった中高年層を開拓しようって魂胆がミエミエな感じになってるようです。ブルーグラス系ジャムバンドとかもよく出るので一度行ってみたいなぁとは思うんですが・・・それはさておき。

そんなブルーグラスの夏フェスシーズンが、千葉で幕を開けました。‘灼熱地獄’って評価?が定着してるらしい千葉ですが、昨年は強めの風が吹き続けてたお陰で過ごし易かったんですよね。今年はそこら中‘どこでも灼熱地獄’になってる中、真の灼熱を満喫できるか?!と思ってたんですが・・・土曜日はお仕事で、陽のあるうちには辿り着けず。しかも夕方に雷雨があって、それが気化し終わった頃に到着したもんですっかり涼しくなってしまってました。雷雨が上がった直後は、物凄い高温多湿状態だったそうで、古い楽器さんたちが多量のモイスチャーをいっぱい吸い込んだことでしょう(ってシャレにならないか+_+)

最初から夜にしか到着できないのは分かってたので、端からテントを張るつもりもなく、どっかのタープの片隅にコッド(折り畳みベッド)を置かせてもらって寝るつもりだったんだけど・・・その必要すらありませんでした。到着後から、茅ヶ崎BotchyBotchyの出張ビアサーバを皮切りにビールをしこたま飲み、お邪魔させてもらってるKeepOnTheGrassタープの皆様にスパークリングワインを振舞いつつ自分が一番飲んでたり、いつものバーボンソーダも相変わらず旨かったりで、深夜になって楽器をケースから出した頃には既に指が回る状態ではなく(^^;; そのまま気付いたら朝の7時。バンジョーを腹の上に乗っけたまま椅子で寝てました(*_*)


(お世話になったKeep On The Grassのステージ)

『単に口ジャムし行っただけ?!』で帰ることになりそうなところでしたが、いつも高円寺でお世話になってる岩本さんの「Harry&Friends」に混ぜてもらってステージに上がり、何とかフェスらしく帰ることができました(^O^)


(これはボクらではありません)

(この顔にピンと来たら・・・)

この後は、宝塚と箱根がありますが、どちらもまだホントに行けるかどうか流動的。宝塚は、行ったとしてもバンドじゃないしステージには上がれないので、‘ちゃんとした’ジャムをしたいものです。千葉にはOverprooooofで出られなかったので、箱根は何としてでも行かなきゃ!と思うのですが、前日金曜日の監査役攻撃を切り抜けられるかがポイントだなぁ・・・。

2010年7月21日水曜日

カナル型バランスドアーマチュアイヤフォン

数年前からカナル型と呼ばれるステレオイヤフォンを使ってます。カナル型ってのは、耳の外耳道部分に深めに突っ込むタイプのことで、最近の高級イヤフォンはほとんどこのタイプだし、廉価タイプでも随分と増えてきました。

最初に買ったのは、マイク等でお馴染みShureのE4cというモデル。ほぼ3万円しました。当時はまだそのカテゴリーの製品はあまりない頃で、「3万円」って云うと大抵の人は「さぁんむぁんえぇん?!」って目を白黒させてましたが、聞かせてあげると今までのイヤフォンのイメージが崩れ去ったのかほとんどの人がある程度は納得してたものです。それでも「3万円はないだろう!1万円ちょいくらいならねぇ・・・」って反応が多かったかな(^^;

E4cは、ステージでのモニター用として開発されたってことで、激しく動いても良いようにケーブルが太くて長いのが特徴でもあったんだけど、それでもケーブルはやっぱり切れるんですよね。ボクみたいに電気的な知識や工作スキルが無い人間にとっては、こういうものはケーブルが切れたら終わり。その後は、あまり高いの買ってもどうせケーブルが切れるしなぁと、そこそこのものを使ってきました。

で、最近買ったのが「HP-B900N」っていうもの。秋葉原をぶらぶらしてたときに、Palm関係の友人・I氏が買ったっていうのを思い出して買ってみました。オーム電機っていう日本のメーカーのブランドだそうですが、これがねぇ高級機種によく採用される「バランスドアーマチュア型」って駆動方式を謳っていながら、激安なんです!普通は、同じシリーズの中でも2万円以上のクラスにしか採用されないものなんだけど、このHP-B900Nはなんと・・・1799円!売られてるのが秋葉原の「あき○おー」なので、『ホントにBA型ぁ?』って穿って見ざるを得ない。でも2000円切りならまぁ騙されたと思えば・・・ってことで、買ってみました。

(イヤーチップは、Shureに着いてた三連キノコタイプのキノコを一層カットしたものです)

ところがね、これがかなりイイんですよっ!最初は高音の広がりがイマイチかなぁって感はあるものの、中~中高音の解像度はクリアだし音圧も十分過ぎるくらい!1799円でこの音質ってのはコストパフォーマンス良過ぎです。BA型ってのもほぼ納得!その後エイジングを重ねるうちに、高音域もかなり鳴るようになってきました。ハウジングは安っぽいけど、なんせ1799円ですからね(^O^)

調べてみると、そういう方面のマニアの間でも話題になってるようで、リケーブルして更に良くなったとか、分解してドライバーを確認したなんてブログもありました。間違いなくバランスドアーマチュア型だったようです。BA型の特徴は、「中高音域の解像度が高く小型化が容易、but低音域が弱いので低音域を十分に鳴らすにはドライバーを複数にする必要あり」ってところなんですが、ボクの場合には低音域がドスドス鳴るような音楽はほとんど聴かないのでシングルドライバーで十分。これはイイ買い物をしました。もう幾つか予備に買っておこうと思ってます。

ところで、色んなブログでE4cもリケーブル可能って記述を見掛けたんですが、誰かリケーブルできる方いませんかね?!(^-^)

2010年7月19日月曜日

Nechvilleを初めてバラしてみた

ボクが現在メインで使ってる「Nechville」というメーカーの独創的な機構を持ったバンジョー。



この写真の右のがそれです。左は一般的なバンジョーの内側。

バンジョーの白いヘッドは、ドラムと同じプラスティックに白い塗装のコーティングがされたもの。使ってるうちにコーティングが剥がれたり汚れたりして見た目が悪くなるのと、プラスティックといえども張りっぱなしでストレスが掛かり続けてると音が悪くなってくるようなので、昨年の購入以来初めてヘッドを張り替えました。

独創的な機構は、「Heli-Mount Design」と名付けられてます。一般的なバンジョーは、ヘッドの上に輪っかをハメて、それを20数本のブラケットという金具で締め上げます。20数本を均等に締め上げなければいけないので、これがなかなか面倒な作業なんです。この面倒臭さが好きって人も少なからずいるんでしょうけど(^^;、ボクは簡単な方がイイです。

分解の過程を細かく撮っておけば良かったんですが、分解してから思い出して撮り始めました(^^;;;

これがメインのフレーム。


一般的なバンジョーは、こんな立体的なフレームなんかありません。上の輪の部分と下の輪の部分は別の部品になってて、それを繋ぐ縦の部分がブラケットになってます。もうこの時点でかなり変なバンジョーです。

Q:ブラケットを使わず、どうやってヘッドを締めあげるの?
A:ウッドリムの上に大きなオネジの輪っかを乗っけて、メインフレームの内側に切ってあるメネジに噛み合わせて締めます。

と書けば簡単ですが、鍛造?鋳造?どうやって作るのかは分かりませんが、相当に精度の高い工作をしなければいけないと思われます。

メインフレームの内側はこうなってます。

真ん中の横に切られてる溝が、メネジになってます。上のギザギザの部分がギアになってて、ここにT字レンチを引っ掛けてオネジをグルグル回すわけです。

オネジはこれ。

内側の木の輪っかがウッドリムです。直径30cm強の大きなネジで締め上げるって発想は、出なそうで出そうで・・・やっぱ出ないよなぁ(^O^)

但し、この時にちょっと詳しい方ならこういう疑問が湧くでしょう。『ネジで回すときに、トーンリングやヘッドは一緒に回っちゃわないの?』って。

そこがまた大袈裟な・・・いやいや壮大なことになってます。ベアリングです。

これ、トーンリングをひっくり返した状態ですが、はい金属球がぎっしり詰まってます。幾つあるのかは・・・数えてません。下の画像も含めて数えてみてください。

この上に、さっきのオネジを乗っけて締めるのです。実際はどういう作業になるのか?は、ここを御覧ください。上の動画は、今回省いたネックのジョイントの仕方。下の方が、ヘッドの張替です。

さて、ここで再び疑問が湧く方がいらっしゃるでしょう。『トーンリングの中にあんだけ鉄球が詰まってて、鳴りはどうなのよ?』と。はい、そこがこのヘリマウントの最大の問題かと思われます。

正直なところ、Nechvilleの音は「華やかさ」には欠けると思います。その原因は、やはりトーンリングの中に鉄球が詰まっていることなのではないかと。ブルーグラス・バンジョーの世界では、「Old Gibson」「Pre-War Gibson」というのが絶対的な地位を占めています。実際、それは確かに素晴らしい音色なんですよね。金属部品を多用していながらウッディなまろやかさを基調としていて、尚且つキンキンとうるさくない華やかさを併せ持つ。後発のバンジョーメーカー、ビルダーは、程度の差はあれどもOld Gibsonを何かしらのお手本にしてます。

トーンリングは音を決定する一番重要な部品であり、後発メーカーはOld Gibsonのトーンリングを成分分析するくらいです。穴の有無や数にもこだわるくらい重要なのに、その鳴りに相当大きな影響があるであろう空間のかなりの部分を、鉄球の容積で埋めちゃうってのはどうなのよと。Nechvilleが日本でまったくと言っていいほど人気がないのはその辺りなんだろうなぁと。

『じゃぁなんで使ってんの?』はい、そういう音が嫌いじゃないからです!

確かに華やかさはないものの、ウッディという意味ではとってもウッディかも。強いアタックでもキャンキャン言わないところは、逆に御し易い面でもあるんです。今回初めてバラしたくらいなので、まだその特性を完全に活かしたセッティングにはできてないだろうし、もう少し華やかさが出せないかは研究してみたいと思います。なんといっても部品数が少なくて、ヘッドの張替え、ネックの調整等、メンテナンスは楽チン!天候の悪いフェスに持って行っても気になりませんからね(^O^)

2010年7月10日土曜日

奥沢明雄&‘新生’The Marmaladesky

7/7七夕の夜、オックンこと奥沢明雄&The Marmaladeskyのライブ@Back In Townに行きました。

ボクが「オックン」というと、ブルーグラス系の方々は、「オックンなんて恐れ多くて呼べないよなぁ」と云います。ブルーグラスじゃない方のリスナー仲間の間では‘オックン’が当たり前なので、ブルーグラスに復帰した今でもそこは‘オックン’なんですよね(^O^) でも本人と直接話すときはやっぱ‘奥沢さん’かな(^^;

オックンは、ブルーグラス界では知らぬ者はいないくらいの重鎮ですが、日本のメジャー音楽シーンでも活躍するミュージシャンです。プロフィール等詳しくはコチラ
プロフィールの最後の方の近況は少々変化してて、「現在は、ロックやカントリー方面の有名アーティストのサポートと共に、自身のユニット・奥沢明雄&The Marmaladeskyや、ブルーグラスバンド・Deadman Walkingなどでも活躍中」というところでしょうか。

オックンのことは30年前から存じ上げてました。ブルーグラス専門誌「June Apple」で度々目にしてたし、金沢の学生時代に東京に遊びに来たときには「Bluegrass Inn」で「タラリーマン」というバンドのライブを聴いたりもしてましたからね。ブルーグラスから離れてた時期は、「Tequila Circuit」での素晴らしいハーモニーとギターワークに酔いしれてました。テキーラ活動休止後、オックンのソロライブに行くようになったのが2007年の5月。それまでテキーラで聴いていたオックンとは違った、ギター1本のオックンワールドにはまって毎月のようにライブに行くようになり、1年後の2008年から自身のバンド「奥沢明雄& The Marmaladesky」が始まったのでした。
ソロのときはアコギだけだけど、バンドではゴキゲンなエレキギターワークも聞かせてくれて、それだけでも十分に楽しいMarmaladeskyでした。でもオックン本人は納得がいかないようで、毎回少しずつメンバーが変わったりゲストを呼んだりと試行錯誤を重ねてましたが、昨年末のBITライブを区切りに一旦リセット。そして今年の3月に新生Marmaladeskyが始動しました。暫くはタイミングが合わずにいましたが、昨日やっと行けたというわけで。長い(^^;

奥沢明雄 / Vo & Gt
坂下秀実 / Key & Cho (ex 四人囃子)
渡辺茂 / Bs & Cho (ex もんた&ブラザーズ)
高橋結子 / Dr & Cho (ex 桑田バンド)
磯部舞子 / Violin
ゲスト:ゆげみわこ/ Vo & Cho (ex姫神センセーション)

結論:オックンワールド・・・いや、そこにはマーマレイドスカイワールドがありました!



それまでも、素晴らしいミュージシャンがバックを支えてましたけど、どうしても「奥沢明雄&・・・」の印象が強いバンドでした。それはある意味当然なんですけど。
ところが、昨日は最初からそれまでとはまったく違う印象でした。オックンのギターに、キーボード、エレベ、ドラムという構成は同じですが、新たに加わったフィドルが驚くほどにフィットしてます。オックンのある日のブログによると・・・

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
およそ3ヶ月前のある日、近所の小さな喫茶店でそのヴァイオリニストと出会った。
バーズやミュール・スキナーをこよなく愛する店主の影響を受けフィドル・ミュージックに興味を持ち始めたばかりの、弱冠25歳の若者だ。
見よう見まねでオレンジ・ブロッサムを弾いてはいたが、それはただフレーズをなぞるだけで、正直とてもフィドルとは言いがたいものであった。
(中略)
予想していた通りとてもよく予習をしてきてくれていて、曲のニュアンスなどはしっかり把握できている。
ただ、どうしてもコード進行に合わせて自分で歌ってしまう。
もちろんフレーズ自体は美しくプレイもしっかりしているのだがコードの捉え方も曖昧で、まったくオブリガートというか歌伴にならないのである。
それでもこの日、確かに「これなら行ける」という実感はあった。
あらゆるサジェスチョンに対しての、その意味を理解する勘のよさと的確な質問。
この能力こそ、技術的に即座に対応できる器用さなどよりも大切なことなのだということを初めて知った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このブログが4月のことなので、フィドルの若者=磯部舞子ちゃんがオックンと出会ったのはまだほんの数ヶ月くらい前のこと。初めて合わせた時は「オブリガードになってない」って云ってますよね。それが・・・まるでもう何年も一緒にやってるくらいに、オックンの歌と絡み合うフィドルの気持ちイイこと!‘ヴァイオリン’奏者の人って、なかなか‘フィドル’の野太さが出せない人が多いんだけど、バッキング・ソロ共に‘フィドル!’してます。このフィドルをフィーチャーしたインストルメンタル曲も、独特の世界観を形作ってました。『あらゆるサジェスチョンに対しての、その意味を理解する勘のよさと的確な質問』って、ビジネスにも共通する重要な能力ですよね。この能力が高ければ、過去に囚われずに、自由になんにでもチャレンジできるってこと。先天的な要素も大きいかもしんないけど、訓練で磨けるかもしれないし、自分も常に意識していたいと思います。

そして、コーラス!!ドラムのけっちゃん(高橋結子さん)と共に、初めて聴くベースの渡辺茂さんのコーラスがすんごく効いてて、さらにゲストのゆげみわこさんの歌とインストのときのスキャット?もフィットしてるし、坂下秀実さんのツボを押さえたキーボードから何から、すべてがオックンワールドであると共にマーマレイドスカイワールドになってるのでありました。

ライブ終了後、一緒に行ったブラウンコーストメンバーと共に、オックンとの感想戦に臨みました。オックンも『やっとここまできた!』と嬉しそう(^-^)。でもこれが始まりであって、これからまだまだ進化するよと。以前、「早くCD出しましょうよ!」ってけしかけると、「信頼できる良いプロデューサーがいればね」って返ってきてましたが、これだけ独自の世界を築けちゃうんだったら、「プロデュース by 奥沢明雄」でイイじゃないかとも思います。

今後のMarmaladeskyがますます楽しみです!!

2010年7月7日水曜日

「小さなお店のツイッター繁盛論」勝手な外伝

以前から折に触れてご紹介している、豚組や立ち飲み屋・壌を経営する㈱グレイス。Twitterを活用してブレイクし始め、今やIT系で飲み食いしながらのイベントやるならココ!ってなくらいのメッカになりましたねぇ。

そのグレイスの社長・中村仁(ツイッターでの@hitoshi)さんが上梓した「小さなお店のツイッター繁盛論」、これがとっても面白いです!



@cheebowさんのブログによると、1)@hitoshiさんがUstreamで公開した飲食店向けノウハウが大反響を呼んで、2)@kogureさんがネタフルバードで記事にまとめて、3)それを読んだ@cheebowさんが書籍化希望!って煽ったのがきっかけだそうで。@hitoshiさんも16日間で書き上げちゃったってんだから凄い!幾らUst用にフレームワークはまとまってたとは云え、その集中力と熱さにはビックリです!

@hitoshiさんとは、Palmが縁で知り合って以来10年近くのお付き合い。この本でテーマとなっている「西麻布豚組」は、開店初日以来通わせてもらってて、その後の「豚組しゃぶ庵」と共に、ボクを「牛肉を欲しない身体」にしてくれた張本人です。その豚組、最初から順風満帆だったわけではありません。飲食業界にインパクトを与えるべく、かなり果敢なチャレンジをするが故に、ツボにはまる人にはとっても支持されるけど、そのコンセプトが思うようには広まらず、安定稼動に頭を悩ませる時期が少なからず続いてました。

特にしゃぶ庵は、豚組のコンセプトがそこそこ浸透し始めた頃に、一気に攻めに出ようとした果敢な出店でした。勿論勝算はあっただろうけど、所謂‘オオバコ’ってやつで、こけたら相当にヤヴァイ賭けでもあった筈。丁度、しゃぶ庵の企画が進んでた頃に、当時ボクが在籍してた会社で扱う広尾の店舗物件を紹介したこともあり、その辺りの話を色々とした憶えがあります。開店前には、レセプションにもお呼ばれしてメニューの感想をフィードバックしたり、会社や友人との飲み会でもちょこちょこ利用させてもらってましたが、好不調の波が大きかったり、オオバコ故の運営の難しさや細かなメニューの試行錯誤等が常に続いてたように思います。

@hitoshiさんがTwitterに傾倒していった頃もなんだか印象深く記憶に残ってます。ご他聞に洩れず、彼も早くからmixiにはまってた方ですが、どこかでずっと違和感があったそうで、新たなコミュニケーションの場としてTwitterに移っていったと記憶してます。しばらくはmixiアカウントも残してましたが、直に140文字の魅力にどっぷりとはまり、その大きな可能性も実感したんでしょう(推測)、mixiはすっぱりと見限って退会しちゃいました。

最初の頃の@hitoshiさんは、『自分の思考を整理するツールとして最適!ついでに宣伝にも使えないかなぁ?』程度のノリで、商売っ気はさらさらありませんでした。親しい人達とのコミュニケーションの中で予約を受けたり、メニューや企画の相談したりってなコミュニケーションを通じて一からTwitterの活用方法を紡ぎ出していったんですね。その辺りは、本の中でも詳しく触れられてます。で、2009年の春頃からTwitterが日本でもブレイクし始めるのと時を同じくして、壌や豚組がTwitterのアジトのようになり、後は皆さんも良くご存知の通り。

そもそも、自分はグレイスの戦略にどっぷりと嵌まって、せいざん・壌・豚組と足繁く通う常連にさせれらてしまったクチなので(^^;、Twitter活用の裏にあった本質的なグレイスの姿勢&戦略がきちんと整理されてて、それがとっても気持ち良く腑に落ちました。そんなところまで白状しちゃってイイのって?(^O^)

この本では、Twitterを使った直接的なテクニックも色々と書かれてますが、本質的には小さなお店(それは飲食だろうが、洋服屋だろうが、不動産屋だろうが、弁護士だろうが同じ)が、マスマーケティングに嫌気がさしてる個客をさりげなく獲得して常連さんに育てていく為のコミュニケーション論として読み応え十分です。うちの会社でも活用できないかなぁ・・・

そうそう、Special Thanksに載っててちょっとびっくりでしたぜ!(^O^)>@hitoshiさん

2010年7月5日月曜日

両手を縛ってサッカーやろう!

今回のWCは、ツッコミどころ満載過ぎますね!

取り敢えずは、両手を縛ってサッカーしませんか!当然走りにくくなるけど、縛られたままで走る技術もすぐに向上するでしょう。本人は意図していないであろう偶発的なハンドでもイエローカード出されたり、人間性や国民性までとやかくされちゃう意図的なハンドが起きちゃったりするんだから、手をまったく使えなくしちゃうのが平和的解決だと思います。ホントに競技性を高める気があるならね。

でもやらないだろうなぁ。FIFAには競技性を高めるよりも大事なことがあるようですから。FIFAが直接絡むサッカーは、シナリオや八百長は無い(おそらく)真剣勝負なんだろうけど、それ以外の面ではWWEと良く似てる団体だということに今回気付きました。それはまた別の機会に。

誰か、「拘束衣サッカーリーグ」とかやんないかなぁ・・・(^O^)