2010年7月21日水曜日

カナル型バランスドアーマチュアイヤフォン

数年前からカナル型と呼ばれるステレオイヤフォンを使ってます。カナル型ってのは、耳の外耳道部分に深めに突っ込むタイプのことで、最近の高級イヤフォンはほとんどこのタイプだし、廉価タイプでも随分と増えてきました。

最初に買ったのは、マイク等でお馴染みShureのE4cというモデル。ほぼ3万円しました。当時はまだそのカテゴリーの製品はあまりない頃で、「3万円」って云うと大抵の人は「さぁんむぁんえぇん?!」って目を白黒させてましたが、聞かせてあげると今までのイヤフォンのイメージが崩れ去ったのかほとんどの人がある程度は納得してたものです。それでも「3万円はないだろう!1万円ちょいくらいならねぇ・・・」って反応が多かったかな(^^;

E4cは、ステージでのモニター用として開発されたってことで、激しく動いても良いようにケーブルが太くて長いのが特徴でもあったんだけど、それでもケーブルはやっぱり切れるんですよね。ボクみたいに電気的な知識や工作スキルが無い人間にとっては、こういうものはケーブルが切れたら終わり。その後は、あまり高いの買ってもどうせケーブルが切れるしなぁと、そこそこのものを使ってきました。

で、最近買ったのが「HP-B900N」っていうもの。秋葉原をぶらぶらしてたときに、Palm関係の友人・I氏が買ったっていうのを思い出して買ってみました。オーム電機っていう日本のメーカーのブランドだそうですが、これがねぇ高級機種によく採用される「バランスドアーマチュア型」って駆動方式を謳っていながら、激安なんです!普通は、同じシリーズの中でも2万円以上のクラスにしか採用されないものなんだけど、このHP-B900Nはなんと・・・1799円!売られてるのが秋葉原の「あき○おー」なので、『ホントにBA型ぁ?』って穿って見ざるを得ない。でも2000円切りならまぁ騙されたと思えば・・・ってことで、買ってみました。

(イヤーチップは、Shureに着いてた三連キノコタイプのキノコを一層カットしたものです)

ところがね、これがかなりイイんですよっ!最初は高音の広がりがイマイチかなぁって感はあるものの、中~中高音の解像度はクリアだし音圧も十分過ぎるくらい!1799円でこの音質ってのはコストパフォーマンス良過ぎです。BA型ってのもほぼ納得!その後エイジングを重ねるうちに、高音域もかなり鳴るようになってきました。ハウジングは安っぽいけど、なんせ1799円ですからね(^O^)

調べてみると、そういう方面のマニアの間でも話題になってるようで、リケーブルして更に良くなったとか、分解してドライバーを確認したなんてブログもありました。間違いなくバランスドアーマチュア型だったようです。BA型の特徴は、「中高音域の解像度が高く小型化が容易、but低音域が弱いので低音域を十分に鳴らすにはドライバーを複数にする必要あり」ってところなんですが、ボクの場合には低音域がドスドス鳴るような音楽はほとんど聴かないのでシングルドライバーで十分。これはイイ買い物をしました。もう幾つか予備に買っておこうと思ってます。

ところで、色んなブログでE4cもリケーブル可能って記述を見掛けたんですが、誰かリケーブルできる方いませんかね?!(^-^)

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