ここのところ、電子書籍のことばかり書いてたら、Adsenseがいやぁなのになってる(^^;;
2010/5/31の日経WEB刊で、「6000人退社、リクルート、3度目の正念場」という記事を見ました。ボクはリクルート入社後、3年弱でリクルートコスモスに(現・コスモスイニシア)に出向・転籍したのですが、一応OBなのでやはり複雑な心境です。
昨年は、コスモスイニシアが事実上の経営破綻となり、日本で始めて「事業再生ADR」という手法(法律の縛りによるのではなく、民間の中立な第三者機関によって大口債券者を中心とした債務整理の手続きを取る制度)を用いての再建策を採ったばかり。コスモスイニシアは、社名からリクルートが外れたことから分かる通り、数年前にリクルートの持ち株をすべてユニゾンキャピタルに譲渡しました。暫くは不動産ファンドバブルに乗って好調だったようですが、従来は手掛けていなかったファンド向け物件供給に精を出し、オフィスビル事業なんかにも進出しようとしてたところにリーマンショック。元々1次取得者向けで伸びきたデベが、応用編に手を出して痛い目に遭う・・・応用編はかなり早くから手掛けてきてたし、新興デベと違って前のバブル時に散々学習してた筈なのになぁ・・・。
そして、リクルート。こっちはもう離れて20年以上なので、すっかり様変わりしてますが、OBルートで洩れ伝わってくるのは日経にも書かれている通りの「大企業病」。ボクが内定者だった年は、まだ「㈱日本リクルートセンター」って社名だった頃で、入社と同時に「㈱リクルート」に変わりました。リクルートになってからは皆さんも良くご存知のように膨張というのに相応しいような成長を遂げ続けましたが・・・遂にですか。6000人って凄い数字ですね。桁が違います。人件費が年間500億位は浮くのかな?ボクが名前を知ってるような人(中高年)が大量に残って、保身目的で中間層~若年層を切りまくってたりするようだとそれもどうかと思う。でも若い人達が大企業病なんだとするとそういう人が残ってもダメな気もする。
創業から50年。『企業の寿命は30年』と云われる中(最近はもっと短い?)、虚業と云われ続けながら50年、数々の試練も乗り越えてきたのは、やはり凄い会社なんだろうと思います。過去2回とは明らかに様相の異なる今回の‘正念場’、果たしてどうなるのか。派遣事業拡大の旗振り役がきっちりと責任を取った上で、若い人達がこの苦境で意識改革できれば正念場も乗り切れるのか?
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