2010年7月30日金曜日

もうさ、XMDFでイイんじゃね?!

■XMDF形式
「 シャープが開発した携帯電子書籍リーダー用のフォーマット。大手出版社21社が参加する日本電子書籍出版社協会運営の「電子文庫パブリ」などで利用されている。専用リーダーソフトとして「ブンコビューア」でZaurus、PalmOS、PocketPC、HandheldPC、Windows向けが無料で公開されている。 」ってことですが、シャープの携帯電話とかにも搭載されて(他社ケータイは分からない)ます。

PalmデバイスでXMDF形式の書籍を読むには、一手間掛けなきゃいけないけど大したことじゃない。その手間以上に、以下の点でボクにとっては非常に快適な電子書籍読書環境が構築できてます。
●元のXMDFファイルはPC上に原本として保管できるので、デバイスをなくしても安心。
●普段使ってるデバイスが変更になっても無問題。(OSが異なるとちょっと加工は必要かも)
●SDカード等の外部ストレージを使えるので、整理が簡単。
●XMDF形式が、紙と同時にリリースするケースや、絶対数も急増している。

先日、シャープから「次世代XMDF」についての発表がありました。iBookみたいに「動画や音声」も埋め込めるってことがウリのようだけど、「ワンソース・マルチユース」もウリらしい。一つのコンテンツを複数のデバイスで読めるってこと。ま、以前から一手間かけさえすればそうだったような気もするけど。「最適化」ってのが自動的にされるんなら凄い。Palmのように、変換ソフトをかますってのは一般的にはハードルが高いからね。

一つのコンテンツを、サイズも解像度もバラバラの複数のデバイスで読めるようにする「ワンソース・マルチユース」ってのは、重要な要素だと思います。今のiPhoneやiPadは、その辺りが良く分からない。母艦のiTunesを起点にして、そういうことができるのか?でもiTMSで買うしかないんだからアッポー端末間でしかダメなのは明白だよね。京極なんちゃらがiPadを当て込んで出したなんちゃらって書籍みたいに、iPhone用とiPad用を別に買わなきゃいけないってのは話にならんでしょ。

XMDFはシャープに使用料を払わなきゃいけないそうで、そこら辺を嫌がる向きは世界的なオープン規格の「ePub」に期待なんでしょうね。でもePubも日本語化に関してはまだまだ障害もある様子

シャープには義理も特段の思い入れもないけど、日本での電子書籍コンテンツとしてはタイトル数も一番多い?筈だし、これを契機にXMDFでの新刊リリースが当たり前になってくれれば非常に嬉しい!(新規格が、Palm用ブンコビューアでも読める下位互換性が担保されてることが必須だけどね)

ここまで書いた翌日に、新型Kindleの発表が!
ハード的にはかなりイイんじゃない?ボクが以前から望んでる新書サイズに近付いてきたみたい。KindleでXMDFが読めるようにして、アマゾンで日本語書籍売ればイイのに。アマゾンもシャープも、ハード&ソフトを独り占めしようとせずに、大同連合すべきと思う。もうXMDFでイイよ!!

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