2010年2月10日水曜日

電子制御のおっかなさ

いあぁ、そりゃぁ便利なのは分かってますよ。でも、プログラムの不具合で誤動作しちゃったら自分では制御不能になっちゃうし、壊れたらお手上げ。機械的に動作するものは便利にするのは容易じゃないし機構的にも大きく重くなっちゃうけど、不具合があっても人間が制御し易いし、壊れてもなんとかなるって安心感があります。トレードオフだよね。

その昔、クルマの燃料供給方式がキャブレターから電子制御噴射に取って代わりつつあった頃、子供心に『コンピューターって暴走するじゃん(その頃のSFモノでは良く暴走してた)。クルマが突然暴走したらおっかねぇじゃん!』って思ってたのを思い出しました。キャブレターって、扱いがデリケートでメンテナンスが大変ではあったんだろうけど、決してブラックボックスではなかったもんね。自動車を整備する(やったことないけど^^;)のは、昔のクルマの方が格段に楽しかったんだろうなぁ。勿論電子制噴射御によって燃費も排気ガスも劇的に改善されてるのは分かってるんだけど。

プリウスなんかは、今回のブレーキだけじゃなくてクルマ全体が電子的な制御によって成り立ってて、プログラムの不具合でどんな誤動作をしちゃうのかって怖さがあります。

電子ガジェット大好きでこういうこと云うのも変だけど、なんでもかんでも電子的・電気的なモノに変わっていくのは、心のどこかで違和感があって。

例えばゴマスリの機械。最初は電気式のヤツにしたんだけど、すぐに壊れちゃった。結局、100均で売ってる手回し式ので十分なんだよね。さすがにすり鉢とすりこぎに戻るのはイヤだけど、大したことない不便さを厭わないことって、色んな意味で重要なんじゃないかなぁと。

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