2010年2月16日火曜日

WWEのアキレス腱断裂仲間

自分がアキレス腱を断裂して以来、同じ目に遭ったアスリートには、明らかに親近感を感じるようになりました。断裂の一ヶ月後にギプスを外した時の脹脛の萎え様といったら、アラF半引退状態のアマチュアアスリートでさえかなりの絶望感に苛まれるんですから、ましてやプロフェッショナルをや!と。

WWEでアキレス腱断裂といえば、ファンの方はすぐにピンと来てるかと思いますが、そう、エッジです。

WWE。元々のWWWFからWWFに改称したら、環境の方のWWFにクレームをつけられて再改称した老舗のブロレス団体で、なんとNYSEで株式公開してる大企業です。敵対していたNWA(WCW)やAWA、ECW等のメジャー団体を消滅させたり吸収したりして、現在の一強体制を作り上げました。プロレスとしての内容的には、まぁ一から十までシナリオ有りで、試合は正直しょっぱい(しょぼいとか、説得力に掛けるってな意味)ものが多いんですが、ウリはなんといっても見始めると止められなくなるその下衆なストーリーライン!ついつい気になって見ちゃぅんですよねぇ(^^;;;

そんなWWEのスーバースター(WWEでは出演する全てのレスラーのことをこう云います)の中でも、トップクラスの一人・エッジは、昨年の夏にアキレス腱を切ったってことで姿を消していました。但しこのWWEという団体は随所にギミックが溢れてる団体なので、怪我とかの発表も素直に鵜呑みにはできません。映画出演の為のスケジュールを空ける為に怪我したことにしたりとか、個人的な事情で欠場せざるを得ない場合とかドラッグやドーピングでペナルティを課す場合なんかにも、怪我ってことにしちゃったり、チャンピオンから下ろすストーリーにしちゃったりしますから。実際、昨年7月には絶大な人気を誇っていたジェフ・ハーディーというベビーフェイス(善玉)がチャンピオン陥落&追放になったストーリーも、薬物関連のトラブルであることは間違いないでしょう。

エッジのアキレス腱断裂に関してはどうやらホントだったようで、半年を過ぎた先月末に復帰してきました。それも、月一回のペイパービューイベント「ロイヤルランブル」でかなり派手な復帰を果たしたようです。「ようです」というのは、復帰した場面は見てないから。通常の放送は見てても、ペイパービューまで見るほどのファンではないのでね(^^;; リングシューズでがっちり固められるとは云え、実質的な試合時間は短くて内容もしょっぱいとは云え、曲がりなりにも格闘技の選手がよく半年で復活したもんだと(そこがギミックを疑う点ではあるんですが・・・)

エッジというのは、クセのあるレスラーで基本的にはヒール(悪玉)系なんだけど、憎めない面もあってそのヒール人気はかなりのもの。長期欠場明けで完全に歓迎ムードになってることに併せて、今の旬なヒールのクリス・ジェリコと絡ませることでベビーターン(悪玉が善玉に転向する)か?という雰囲気になってます。エッジは、ちょっと線が細くてパワーがなく、さりとて器用ってわけでもなく、ドS&狡猾キャラでのし上がってきたヤツなんだけど、アキレス腱断裂から復帰してきたこともあってボクもなんだか親近感を抱いちゃってるんですよね(^O^)

バティスタがヒールターンしてベビーフェイスが手薄な感じのスマックダウンに、エッジがベビーフェイスとして定着するのか?!

スマックダウンの10年

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